人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)

日本語 / English

第10回AI美芸研
シンポジウム 02 意味/無意味と言語

記録ページ

開催概要

  • 【日時】

    • 2017年11月25日(土)14:00-19:30 ※終了後、懇親会
  • 【会場】

  • 【講演】

    • 佐藤直行
      公立はこだて未来大学複雑系知能学科教授
    • ミカエル・シュプランガー
      アーティスト、ソニーコンピュータサイエンス研究所研究員
    • 松原仁
      公立はこだて未来大学副理事長兼複雑系知能学科教授、元人工知能学会会長
    • 進行:銅谷賢治(OIST)、中ザワヒデキ(AI美芸研)
  • 【参加費】

    • 無料
    • J/E(日英)同時通訳
  • 【主催】

    • 人工知能美学芸術研究会
    • 沖縄科学技術大学院大学[OIST]
  • 【共催】

    • Goethe Institut
    • ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター、東アジア地域ゲーテ・インスティトゥートによる「A Better Version of 人」参加企画
  • 【協賛】

    • 日本航空株式会社[JAL]
    • 新学術領域研究「人工知能と脳科学の対照と融合」
    • ポスト「京」萌芽的課題 「全脳シミュレーションと脳型人工知能」

講演内容

  • “意味”をつくるコンテクストの記憶の神経機構
    佐藤直行

    • 大脳皮質は環境刺激の特徴を詳しく分析する働きがあり、ヒトの多様な“意味”処理の基盤である。一方、“意味”は刺激特徴だけでなく、コンテクスト(状況)によって動的かつ多様に定められるという特徴がある。この動的な意味処理の神経機構を考える上で、もっとも重要な脳部位のひとつは“海馬”である。海馬は場所、事象、その時間経緯などのコンテクストの記憶を司り、柔軟な意味処理に重要な役割を果たすことが知られている。本講演では、ヒトの複雑なコンテクストを表す際に必須の“言語”との関わりを含め、海馬におけるコンテクストの表現および計算論に関する私たちの研究を紹介する。
      http://www.fun.ac.jp/~satonao/index-j.html
    • 佐藤直行
  • 自律的意味生成。ロボットは自分の言語を創れるか?
    ミカエル・シュプランガー

    • The talk will review and discuss recent research that tries to identify computational mechanisms and representations that allow embodied agents (robots) to autonomously develop meaning and communication systems. The autonomously developed communication systems share important properties of human language such as compositionality, open-endedness and the need for inference. Through experiments with robots in the real world and in simulation, we explore the role of embodiment in communication. We are particularly interested in mechanisms that allow agents to not only develop communication systems but allow robots to choose and develop the conceptualization strategies for developing communication systems - a key feature of Natural Language evolution. The talk will discuss both recent research trends, as well as attempts at artistic exploration of the subject of autonomous meaning creation.
      ※(IV)作品「Language Games」展示中。(19)センター棟B階。
      https://www.sonycsl.co.jp/member/tokyo/159/
    • ミカエル・シュプランガー
  • コンピュータにとって意味とは何か
    松原仁

    • 人工知能の一つの領域である自然言語処理の技術は機械学習などを用いることによってかなり進歩している。コンピュータが小説を書いたり、入学試験の問題を解いたりするようになっている。人間は小説を書いたり試験問題を解いたりするときに(それなりに)意味を理解していると思われるが、いまのコンピュータは人間にとっての意味を理解していない。コンピュータが意味を理解できるようになるためには「記号接地問題」を解決する必要がある。人間にとっての実体と記号の接地とコンピュータにとっての実体と記号の接地は異なるので、人間にとっての意味とコンピュータにとっての意味は異なるものと考えられる。もしかしたらすでにコンピュータは意味を理解していてその意味が人間に理解できないだけかもしれない。
      ※(III)名古屋大学 佐藤・松崎研究室「きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ」展示中。(21)センター棟B階。
      https://www.fun.ac.jp/research/faculty_members/hitoshimatsubara/
    • 松原仁