人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)

第12回AI美芸研

記録ページ

開催概要

  • 【日時】

    • 2017年12月2日(土)14:00-18:00(開場13:30) ※終了後、懇親会
  • 【会場】

  • 【講演】

    • 谷淳
      沖縄科学技術大学院大学 認知脳ロボティクス研究ユニット教授
    • 齋藤亜矢
      京都造形芸術大学・文明哲学研究所
    • 中ザワヒデキ
      美術家/AI美芸研代表
    • ※日本語で行います。
    • ※講演後、全体討論の時間を設けます。
    • ※講演と討論は撮影、実況可能です。記録動画を後日公開します。
  • 【参加費】

    • 2,000円(どなたでも参加可、予約不要、懇親会費含まず)
    • ※入場は先着順、受付開始は開演30分前(13:30)です。
  • 【主催】

    • 人工知能美学芸術研究会

講演内容

  • 意識・自由意志についての創発的理解:脳的ロボット研究から
    谷淳

    • 自由意志と意識に関する現象を統一的に説明しうるプリンシプルは、果たしてどのようなものか?講演者は、現象学、脳神経科学、非線形力学系、Deep Learning、学習ロボットなどを含む学際研究の結果を基に、この問いについて議論していく。 特にpredictive codingの原理に基づき構成された、認知ロボットの学習と行為の実験を通して、主観と客体は、如何に交りあいそして分離しうるのか、その動的構造を理解することにより、その背景に潜む意識と自由意志の創発的理解を試みる。
    • ※人工知能研究にとって欠かせないロボットの主観的な体験を論じる谷淳はオックスフォード大学出版から昨年末『Exploring Robotic Minds』を上梓、本年KAIST(韓国科学技術院)からOISTに移籍した。(※文責・中ザワ)
      http://www.fun.ac.jp/~satonao/index-j.html
    • 谷淳
  • 絵を描く心の起源を探る
    齋藤亜矢

    • ヒトはなぜ絵を描くのか。絵を描く心の起源をテーマに、進化や発達の視点から研究をしている。具体的には、進化の隣人であるチンパンジーに絵を描いてもらったり、小さな子どもに絵を描いてもらったり、旧石器時代の洞窟壁画を見にいったり、とてもアナログ的な研究手法だ。人工知能とはいわば対極的な方向に目を向けているともいえるが、未来を考えるために、過去を知ることも必要だ。チンパンジーたちの描いた作品は、今回の人工知能美学芸術展にも出品されている。かれらの描く絵の特徴とは何か、子どもの絵の発達過程と比較することで見えてきた、人間ならではの絵を描く心の基盤についてお話ししたい。
    • ※人間以外の知性にも美意識は宿るのか。2014年の齋藤亜矢の著書『ヒトはなぜ絵を描くのか-芸術認知科学への招待』(岩波科学ライブラリー)には、現在OISTで展示中のチンパンジーのアイ、パル、パン、ポポの作例も掲載されている。(※文責・中ザワ)
      http://www.kyoto-art.ac.jp/info/teacher/detail.php?memberId=16009
    • 齋藤亜矢
  • 人工知能美学芸術展について
    中ザワヒデキ

    • 美学を、人間のそれと機械のそれに分ける。芸術を、人間のそれと機械のそれに分ける。現在OISTにて開催中の「人工知能美学芸術展」では、そうして生じた四つの部門に分けて展示を行っている。すなわち、「[Ⅰ]人間美学/人間芸術」「[Ⅱ]機械美学/人間芸術」「[Ⅲ]人間美学/機械芸術」「[Ⅳ]機械美学/機械芸術(と、そこに至る道程)」にそれぞれ該当する作品が、OISTキャンパスの全体に展開されている。
    • ※中ザワヒデキという表記の美術家名は医学部在籍時より使用。「バカCG」の後「方法主義宣言」「新・方法主義宣言」「人工知能美学芸術宣言」。3Dプリンタ特許、著書『現代美術史日本篇』。文化庁メディア芸術祭審査委員。
      http://aloalo.co.jp/nakazawa/
    • 中ザワヒデキ