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人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)

人工知能美学芸術展

演奏家に指が10本しかないのは作曲家の責任なのか

アイヴズ《交響曲第4番》・ハース《スティーヴ・ライヒ讃》・他

2022年12月25日(日) パルテノン多摩

人工知能美学芸術展2022:演奏家に指が10本しかないのは作曲家の責任なのか

 チャールズ・アイヴズは、四分音や多調、無調、ポリリズム、同時演奏、不協和音、引用、コラージュ等、多岐に亘る20世紀の主要な前衛技法を、音楽史にそれらが登場するよりはるかに早く、人知れず追究したアメリカの最重要作曲家である。


 「演奏家に指が10本しかないのは作曲家の責任なのか」とは彼の言だが、ここから芸術家の構想とは本来、指の本数といったような人間という枠組を窮屈に感じるほど、自由で壮大なものであることがわかる。


 「人間という枠組」とは何か。「人工知能」(AI)であれば、その窮屈な枠組から解放されて、自由に飛翔できるのか。


 本企画「人工知能美学芸術展:演奏家に指が10本しかないのは作曲家の責任なのか」は、人工知能というある種の他者を想定することから芸術創作の本質に迫ろうとする、1日限りの合唱付フルオーケストラ音楽コンサートとシンポジウム、並びにホワイエで開催されるAI考察アート展である。

【名称】人工知能美学芸術展:

    演奏家に指が10本しかないのは作曲家の責任なのか
【日付】2022年12月25日(日)
【会場】パルテノン多摩(東京都多摩市落合2-35)
【最寄駅】多摩センター駅(京王・小田急・多摩モノレール)
【美術展】13:00-20:00 大ホールホワイエ
【コンサート】開演15:00-18:00(開場14:30)大ホール
【主催】人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)
【後援】チャールズ・アイヴズ協会
【協力】ALEPO株式会社、NPO法人AI愛護団体
【助成】文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業

公式サイト
チケット

 コンサートの中心は、何と言ってもアイヴズ作曲《交響曲第4番》の今世紀日本初演である。これは間違いなく人類が作曲した交響曲中の最高傑作の一つだが、超大規模で正指揮者1名のほかに副指揮者2名を必要とし、特殊調律を含むピアノ3台や変わった打楽器、電子楽器に合唱がかぶさりバンダが別動するという突拍子の無さに加え、人間の演奏家には不可能な音符が散見されるという困難もあってか、日本では前世紀に2回しか演奏記録がない。


 今回の公演は今世紀日本初演であることに加え、アメリカのチャールズ・アイヴズ協会が2011年に改訂した批判校訂版を用いた演奏としても日本初演、そして勿論、AI美学観点からは世界初だろう。


 さらには「人工知能音楽の先駆」として、無人で演奏されるコンロン・ナンカロウ作曲《自動演奏ピアノのための習作》や、1人の人間が片手で四分音ピアノ、片手で通常ピアノを弾くゲオルク・ハース作曲《スティーヴ・ライヒ讃》も本公演プログラムに加わる。また、人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)作曲の《2台ピアノのための四分音ハノン》、《人工知能美学芸術交響曲》が世界初演される。


 
ホワイエで開催されるアート展では、人工知能美学芸術研究会の新作《逆カクテルパーティー効果》や、80台のミニコンピュータ・ネットワーク内で変異株がリアルタイムに自動生成する、人工知能美学芸術研究会+水野貴明《コンセプチュアル・ウイルス》ほかの展示がある。

人工知能美学芸術コンサート 15:00-18:00 パルテノン多摩 大ホール


コンロン・ナンカロウ

《自動演奏ピアノのための習作第1番》

《自動演奏ピアノのための習作第15番》

《自動演奏ピアノのための習作第36番》

《自動演奏ピアノのための習作第27番》

《自動演奏ピアノのための習作第21番》


人工知能美学芸術研究会

《2台のピアノのための四分音ハノン》(世界初演)

ピアノ:大須賀かおり、及川夕美


チャールズ・アイヴズ

《2台のピアノのための3つの四分音曲》

ピアノ:大須賀かおり、及川夕美


ゲオルク・フリードリヒ・ハース

《スティーヴ・ライヒ讃》(日本初演)

ピアノ:秋山友貴

第43回AI美芸研シンポジウム

「演奏家に指が10本しかないのは作曲家の責任なのか」

片山杜秀(音楽評論家、政治学者、慶應義塾大学法学部教授)

大屋雄裕(慶應義塾大学法学部教授、NPO法人AI愛護団体)
中ザワヒデキ(美術家、人工知能美学芸術研究会)

草刈ミカ(美術家、人工知能美学芸術研究会)

人工知能美学芸術研究会

《人工知能美学芸術交響曲》(世界初演)

管弦楽:タクティカートオーケストラ

指揮:夏田昌和


チャールズ・アイヴズ

《交響曲第4番》(2011年改訂批判校訂版による日本初演)

ソロピアノ:秋山友貴

オンド・マルトノ:大矢素子

合唱:ヴォクスマーナ、混声合唱団 空、女声合唱団 暁

管弦楽:タクティカートオーケストラ

正指揮:夏田昌和

副指揮:浦部雪、西川竜太

人工知能美学芸術展覧会 13:00-20:00 パルテノン多摩 大ホールホワイエ


《Is it the composer's fault that the performer has only 10 fingers?, CHARES IVES Symphony for full orchestra and choir and three pianos》

AI愛護団体+Midjourney


《逆カクテルパーティー効果》

《人工知能美学芸術宣言》

《NPO法人AI愛護団体設立趣旨書》

《NPO法人AI愛護団体定款》

《人工知能美学芸術年表》

人工知能美学芸術研究会


ロマネスコ《フィボナッチ数列》

草刈センジン


《交響曲第4番》関連資料

チャールズ・アイヴズ


《自動演奏ピアノのための習作》ロール

コンロン・ナンカロウ


《コンセプチュアルウイルス》

人工知能美学芸術研究会+水野貴明

【チケット】
teket にて発売中→
teket.jp/5288/18548
SSチケット「S/N」非正規書籍付 ¥12,000
Sチケット「S/N」非正規書籍付 ¥10,000
Aチケット「S/N」非正規書籍付 ¥8,000
Bチケット ¥6,000 (AI美芸研からのみの販売)


【お問い合わせ】人工知能美学芸術研究会(AI美芸研) yoyaku@aibigeiken.com

※ 当イベントは感染症対策をしています(マスク着用・入館時の検温・消毒・三密回避)

※ やむを得ない事情により出演者やコンサート曲目、美術展出品作の一部が変更になる場合がございます。

※ Bチケット、並びに車椅子席のご希望のお客様は、AI美芸研までお問い合わせ下さい。

※ 親子室のお取り扱いもございます(Bチケットでのご案内)。

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