人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)

2021年11月23日(火祝)メール配信:日本語

人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム



謹啓 深秋の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

このたび人工知能美学芸術研究会は、アンフォルメル中川村美術館、ハチ博物館との
共同主催によって、同2館ならびに旧陶芸館を主会場とした大規模展「人工知能美学
芸術展:美意識のハードプロブレム」を開催します。
NPO法人「AI愛護団体」設立や「群知能」、人工半生命としての「コンセプチュアル
ウイルス」等にスポットを当て、人間ではない他者による芸術創作を問いかける本展
に、是非お越しください。
                                    謹白
2021年11月吉日
                           人工知能美学芸術研究会
                             代表 中ザワヒデキ
                             企画制作 草刈ミカ

【名称】人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム
【会期】2021年12月4日(土)- 19日(日)(会期中無休)10:00-17:00
【会場】アンフォルメル中川村美術館+ハチ博物館+旧陶芸館(長野県中川村)
【主催】人工知能美学芸術研究会、アンフォルメル中川村美術館、ハチ博物館
【後援】中川村教育委員会、公益財団法人八十二文化財団
【協賛】米澤酒造株式会社 今錦
【協力】中川はちみつ工房、望岳荘、いろりなかがわ亭、タクラマカン、合同会社寺
平自動車、長野県西駒郷、BSフジ科学番組ガリレオX、株式会社メガネフウフ、森田
ピアノ工房、有限会社リタピクチャル、株式会社ウェブエイト、TAV Gallery、3331
Arts Chiyoda、スタートバーン株式会社、在日メキシコ大使館
【助成】文化庁「ARTs for the future!」補助対象事業

●テープカット、ギャラリートーク 12/4(土) 10:00-13:30
●AI美芸研音楽コンサート(全2回)@NVサウンドホール 12/12(日)、19(日) 14:30-16:00
●AI美芸研シンポジウム(全4回)@望岳荘研修室 12/5(日)、8(水)、11(土)、18(土) 14:30-17:00
●映画試写会(1回)@中川文化センター視聴覚室 12/15(水) 14:30-17:00

【入場料】

3館共通展覧会鑑賞パスポート(何度でも再入場可)(ArtStickerならびに各会場受付にて販売)
▶一般 1800円
▶中川村在住者および勤務者・小中学生 1300円
▶未就学児無料
※3館とはアンフォルメル中川村美術館、ハチ博物館、旧陶芸館を指します。
※ハチ博物館は望岳荘内、旧陶芸館は望岳荘敷地内にございます。
※3館共通展覧会鑑賞パスポートをお持ちの方は、望岳荘宿泊割引がございます。
※コンサート、シンポジウム、試写会は「3館共通展覧会鑑賞パスポート+別途参加料」が必要です。

【長野県上伊那郡中川村】

新宿から:中央高速バスで3時間30分/車で3時間30分
名古屋から:中央高速バスで2時間30分/車で2時間
※望岳荘宿泊者は中央高速バス停(飯島または松川)まで送迎有

【お問い合わせ】

■人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)
info[at]aibigeiken.com (代表)
yoyaku[at]aibigeiken.com (コンサート、シンポジウム、試写会の予約)
■アンフォルメル中川村美術館
0265-88-2680
museuminf[at]cek.ne.jp
■望岳荘
0265-88-2033
info[at]bougakusou.com

※ハチ博物館は望岳荘内、旧陶芸館は望岳荘敷地内にございます。3館共通展覧会鑑
賞パスポートをお持ちの方は、望岳荘宿泊割引がございます。望岳荘宿泊者は中央高
速バス停(飯島または松川)や駅まで送迎がございます。展覧会鑑賞と中川村堪能の
ために、ご宿泊をお薦めします。

パンフレット www.aibigeiken.com/exhibition2021/img/ex_2021.pdf
展覧会サイト www.aibigeiken.com/
ArtSticker https://artsticker.app/share/events/927

【口上】

人工知能は、本来、不穏である。それは技術でもあり、他者でもあるからだ。他者と
は自分以外の意識主体であり、他者の意識を計り知ることはできないから、他者は自
分にとって潜在的に危険である。ではその他者が、人工意識を宿す人工知能だったら
どうだろうか。さらにはその人工意識上に美意識が芽生えていたとしたら、われわれ
人類はどう対処したらよいのだろうか。

「美意識のハードプロブレム」を副題とする本展は、美意識を持つ他者としての人工
知能に思いを馳せながら、美学と芸術の本質を問う。会場のうちの一つ、「アンフォ
ルメル中川村美術館」は20世紀半ば、非定形の抽象画によって既存の人間的な美意識
を揺さぶったアンフォルメル絵画を専門的に収集・展示している。「ハチ博物館」は
文字どおり、人間でも人工知能でもない他者としての何十万匹ものハチの群れが、
「群知能」によって生み出した、巨大なハチの巣を多数常陳している。これらの意義
を人工知能の美学と芸術から紐解きながら、本展覧会では40名近くの作家の作品が
「旧陶芸館」を加えた計3館に展示され、2回の音楽コンサート、4回の研究会シンポ
ジウム、1回の映画試写会が併せて開催される。

本展は、NPO法人「AI愛護団体」設立、「群知能」、人工半生命としての「コンセプ
チュアルウイルス」にスポットを当て、コンロン・ナンカロウ作《自動演奏ピアノの
ための習作》を人工知能音楽の先駆として取り上げる。美意識のハードプロブレム
と、人間ではない他者による芸術創作を問いかける本展に、是非とも刮目されたい。


- 2021年11月23日(火祝)、上記メール一斉送信。
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