人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)
日本語 / English
人工知能美学芸術展
美意識のハードプロブレム
* 記録
ポスター
人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム
2021年12月4日(土)−19日(日)(会期中無休)10:00−17:00
アンフォルメル中川村美術館+ハチ博物館+旧陶芸館(長野県上伊那郡中川村) 主 催 | 人工知能美学芸術研究会、アンフォルメル中川村美術館、ハチ博物館
後 援 | 中川村教育委員会、公益財団法人八十二文化財団
協 賛 | 米澤酒造株式会社 今錦
協 力 | 中川はちみつ工房、望岳荘、いろりなかがわ亭、タクラマカン、合同会社寺平自動車、
| 長野県西駒郷、BS フジ科学番組ガリレオ X、株式会社メガネフウフ、森田ピアノ工房、
| 有限会社リタピクチャル、株式会社ウェブエイト、TAV Gallery、3331 Arts Chiyoda、
| スタートバーン株式会社、在日メキシコ大使館
助 成 | 文化庁「ARTs for the future!」補助対象事業
サイト | www.aibigeiken.com/exhibition2021/
詳 細 | パンフレット( 全12頁 PDF )
【 お問い合わせ 】 ■人工知能美学芸術研究会(AI 美芸研) Email info@aibigeiken.com(代) yoyaku@aibigeiken.com(イベント予約) ■アンフォルメル中川村美術館 Tel 0265-88-2680 Email museuminf@cek.ne.jp ■望岳荘 Tel 0265-88-2033 Email info@bougakusou.com ※本展鑑賞パスポートをお持ちの方は宿泊割引がございます |
【入場料】3 館共通展覧会鑑賞パスポート(何度でも再入場可)(ArtSticker ならびに各会場受付にて販売) ▶ 一般 1800 円 ▶ 中川村在住者および勤務者・小中高生 1300 円 ▶ 未就学児無料 artsticker.app/share/events/927 |
趣旨
人工知能(AI)という語は、本来、不穏である。それは技術的側面のほかに、他者的側面を有するからである。前者は「第3次AIブーム」と呼ばれた2010年代、深層学習法等により飛躍的に進展した。だが後者は、その要となる人工意識の研究が、ようやく端緒についたばかりである。「AIが創作した芸術」と称されているものが、人間が人工知能という技術を用いて制作した代物でしかなく、従って我々人間の美意識の範疇を超え出るものではないというのが、2021年の現況である。
ならば逆向きに言おう。真の意味で人工知能という他者が現れて美学を創発し、芸術を創作する可能性と未来をこそ、我々は追究したい。それにより脅かされる美や芸術、人間存在の本質を、問い直したい。
さて「人工意識」も「美意識」も、1990年代にオーストラリアの哲学者デイヴィド・チャーマーズによって提唱された「意識のハードプロブレム」の軛(くびき)から、未だに自由ではない。むしろ一層、人工知能の他者性を担保する主観的意識体験が、既存の物理学で記述できないという壁に、立ちはだかられている。となれば本趣旨は、「美意識のハードプロブレム」として再提出されなければならないだろう。
「人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム」は、美意識を持つ他者としての人工知能に思いを馳せながら、美学と芸術の本質を問うものとなる。会場のうちの一つ、「アンフォルメル中川村美術館」は20世紀半ば、非定形の抽象画によって既存の人間的な美意識を揺さぶったアンフォルメル絵画を専門的に収集・展示する、日本で唯一の美術館である。「ハチ博物館」は文字どおり、人でも人工知能でもない他者としての何十万匹ものハチの群れが、「群知能」によって生み出した、巨大なハチの巣を多数常陳する、世界に類例のない驚異の館だ。これらのコレクションが有する意義を人工知能の美学と芸術から紐解きながら、本展覧会では40名近くの作家の作品が「旧陶芸館」を加えた計3館に展示され、2回の音楽コンサート、4回の研究会シンポジウム、1回の映画試写会が併せて開催される。
他者としての人工知能へのビビッドな反応として、NPO法人「AI愛護団体」が本展を機に設立されることも特記したい。また前述の「群知能」や、新概念「コンセプチュアルウイルス」にもスポットが当てられるほか、人工知能音楽の先駆として、メキシコの作曲家コンロン・ナンカロウの《自動演奏ピアノのための習作》の50曲近いほぼ全曲が、ロール紙の展示とともに8日間にわたり本州で初めて演奏される。
美意識のハードプロブレムと、人間ではない他者による芸術創作を問いかける本展に、是非とも刮目されたい。
人工知能美学芸術研究会
中ザワヒデキ
草刈ミカ
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展示コンセプト
美学(≒鑑賞)を、人間のそれと機械のそれに分ける。
芸術(≒創造)を、人間のそれと機械のそれに分ける。 そうして生じた4つの部門に分けて展示を行う。 |
【 Ⅰ 】人間美学/人間芸術
一般的に芸術と考えられているものである。ルネッサンス以来の多くの芸術において、人間は自らの美学に則り、自ら芸術を作り出す。
本展において唯一このカテゴリーに属する作品として展示されるのは、清水多嘉示《題名不詳(アトリエ)》である。本作においては、彫刻家がモデルを見ながら(鑑賞しながら)制作しており、まさに人間美学による人間芸術が行われている。
【 Ⅱ 】機械美学/人間芸術
機械的な美学に則って人間が作る芸術である。例えばエッフェル塔は、構造計算を露呈した機械じみた外観が、当時「醜い」として建設反対運動に見舞われた。機械美学が、人間美学から逸脱した好例である。しばしば「難解」として拒否される現代芸術には、このカテゴリーに属するものが多い。一定の規則に基づき機械的に作られる「システミック・アート」や、半音階12音を均等に使った結果、不協和音だらけとなった「音列主義作曲」、意味内容を表象することなく文字が機械的に羅列される「具体詩」などである。
アンフォルメル中川村美術館が所蔵する油彩大作《作品》の作者・吉原治良は、「物質は精神に同化しない。精神は物質を従属させない」という「具体美術宣言」を発した。人間美学を物質に押しつけないという意味で、このカテゴリーに含めて考えることができる。なおこのカテゴリーでは、今では誰もがエッフェル塔を美しいと思うように、人間美学が機械美学に追いつくことがある。
【 Ⅲ 】人間美学/機械芸術
人間的な美学に則って機械が作る芸術である。現今の「人工知能が創作した芸術」とされるもの等であるが、そのほとんどは人間が、人間にとっての美意識に見合うよう、自動制御プログラムを走らせて制作した代物である。その意味では機械が創作したものとは厳密には言えないが、本展ではそうした作例も2021年時点の一つの到達であるとして展示する。例えば本パンフレットの表紙は「ディープドリーム」というAIプログラムから出力された作品だが、このプログラムを走らせたのは、人間である私たち(人工知能美学芸術研究会)である。
ところで、アコヤガイが芸術としての意図を持たずに産出する真珠には、人間美学が多大に押しつけられている(シゲル商産《アコヤ真珠》)。意外なことにこうした自然美の鑑賞についても、このカテゴリーから考えることが可能なのである。
【 Ⅳ 】機械美学/機械芸術(と、そこに至る道程)
機械が自らの美学に則り、自ら作る芸術である。これには人工美意識と人工自意識が必要で、従って現状では到底実現し得ないものだが、それでも我々が見たいもの、我々が目指すものである。本展ではこれを希求するコンセプチュアルアートや研究者による発表、2016年に起草された「人工知能美学芸術宣言」等を展示する。また、そこに至る道程として、人工意識を扱うNPO法人「AI愛護団体」の設立や、人工半生命としての「コンセプチュアルウイルス」等の新作も展示する。
さらにはハチ博物館に展示されている4メートルにも及ぶ巨大なハチの巣は、人間以外の知性体であるハチの群れによる営巣に、人がある種の仕掛けをした結果である。単体では単純な知性しか持ち合わせなくても、群れになると次元の異なる高度な知性の生まれる「群知能」の驚異は、このカテゴリーにおける重要な示唆に違いない。
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アーティスト・作品
※Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳは 展示コンセプト(4頁) の4カテゴリーです。※出品作、展示場所は変更される場合があります。
■ミュゼの道
The Path of Muse
01 Ⅱ 小澤健司+小澤正美 Kenji Ozawa + Masami Ozawa 二宮金次郎 (2020) Kinjiro Ninomiya ■アンフォルメル中川村美術館 本館 INFORMEL NAKAGAWAMURA MUSEUM Main Building 02 Ⅳ 中ザワヒデキ文献研究 Hideki Nakazawa Literature Studies 人工知能美学芸術年表 (2017-2021) Chronological Table of Artificial Intelligence Art and Aesthetics 03 Ⅲ マックス・ヴァーノン・マシューズ Max Vernon Mathews マックス・ヴァーノン・マシューズ編曲「二人乗りの自転車」 (1961) "Bicycle Built for Two," arranged by Max. V. Mathews 04 Ⅱ 髙柳恵里 Eri Takayanagi 自由な電飾 (2021) Free Fairy Lights 05 Ⅱ ラ・モンテ・ヤング La Monte Young 中国の4つの夢より、高圧送電線の降圧用変電器が見る第2の夢 (1962) The Second Dream of the High-Tension Line Stepdown Transformer from the Four Dreams of China 06 Ⅱ 篠原資明 Motoaki Shinohara 《天滝》より (1995) From "Tendaki" 《裏見の滝》より (1995) From "Urami no Taki" 《竜の滝》より (1995) From "Ryu no Taki" 07 Ⅱ 新・方法 New-Method テープカット (2017) Ribbon Cutting 08 Ⅱ コンロン・ナンカロウ Conlon Nancarrow 自動演奏ピアノのための習作 (1947-97) Studies for Player Piano 自動演奏ピアノのための習作(ロール) Studies for Player Piano (roll) 09 Ⅳ 人工知能美学芸術研究会 Artificial Intelligence Art and Aesthetics Research Group 人工知能美学芸術宣言 (2016) Manifesto of Artificial Intelligence Art and Aesthetics 10 Ⅱ 草刈ミカ Mika Kusakari 凹凸絵画 #26 (2009) Uneven Painting #26 凹凸絵画 #49 "オマージュ" (2015) Uneven Painting #49 "Hommage" 11 Ⅲ 人工知能美学芸術研究会 Artificial Intelligence Art and Aesthetics Research Group ディープ・レンブラント・ドリーム 2 (2018) Deep Rembrandt Dream 2 ディープ・アルチンボルド・ドリーム 1 (2021) Deep Arcimboldo Dream 1 12 Ⅱ 吉原治良 Jiro Yoshihara 作品 (c. 1957) Work 13 Ⅱ 今井俊満 Toshimitsu Imai 中川村に捧ぐ (1998) Offering to Nakagawamura 14 Ⅱ 鈴木崧 Takashi Suzuki 日光菩薩 (1962) Nikko Bodhisattva 15 Ⅱ ブライアン・ワイチン・チュン Bryan Wai-ching Chung 半百・半白 (2015) 50 . Shades of Grey ■アンフォルメル中川村美術館 アトリエ棟 INFORMEL NAKAGAWAMURA MUSEUM Atelier 16 Ⅳ 人工知能美学芸術研究会+水野貴明 Artificial Intelligence Art and Aesthetics Research Group + Takaaki Mizuno コンセプチュアルウイルス (2021) Conceptual Virus 17 Ⅲ 畒見達夫 Tatsuo Unemi 計算機が創作した進化的抽象動画集からの計算機による選集 #2 (2021) Selections #2 by the computer from the collection of computer-created evolutionary abstract movies 18 Ⅲ タクラマカン Takuramakan デンドライト (year unknown) Dendrite パエジナストーン (year unknown) Pietra Paesina 19 Ⅳ UCNV Sleep Tonight (2021) 20 Ⅱ 中ザワヒデキ Hideki Nakazawa 001_000000, 002_000033, ..., 216_FFFFFF (2021) 21 参考:GPT-3 (OpenAI) Reference: GPT-3 (OpenAI) 22 Ⅱ 松井直樹 Naoki Matsui 松井の"ま" (2021) "Ma" for Matsui 23 Ⅱ 柳澤誠 Makoto Yanagisawa 無題(日記) (year unknown) Untitled (Diary) 24 Ⅲ シゲル商産 Shigeru Shosan アコヤ真珠 (2021) Akoya Pearl |
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コンサート
AI美芸研音楽コンサート | AI Art & Aesthetics Research Meeting Music Concert
■■AI考作曲/コンセプチュアルウイルス音楽
12月12日(日)14:30-16:00(開場 14:00)@NVサウンドホール
■ Part 1:ヤニック・パジェ「AI考作曲」
《…だから人は自身に似せてAIを作った》(2021) *世界初演
− 人間とAIの未来の関係を見据えた創造プロセスの探究 −
Ⅰ 人より
Ⅱ 新秩序
作曲、Electronic、Per:ヤニック・パジェ
Cl, B.Cl, Eb.Cl:マミ・ナカムラ
Vc:ウィリアム・プランクル
Live video, 3D scanning:サーガー・ペイテル
■ Part 2:川島素晴「コンセプチュアルウイルス音楽」
− 複雑なリズムは増殖し変異しオブジェに憑依する −
《バスドラムのためのソナタ第一番》(2021) *世界初演
作曲:ささきしおり/演奏:ささきしおり、川島素晴
《And then I knew 'twas Virus》(2021) *世界初演
作曲:川島素晴/演奏:川島素晴、ささきしおり
■■群知能作曲、あるいは総譜のない音楽
12月19日(日)14:30-16:00(開場 14:00)@NVサウンドホール
■ 一ノ瀬響「群知能作曲、あるいは総譜のない音楽」 − 尺八奏者14名が歩き回り音楽が立ち現れる −
《Meguri Ⅲ-B》(2021) *世界初演
作曲:一ノ瀬響
PA協力:Flysound、田中慎太郎
インターミッション・トーク(言語:日本語)
出演:一ノ瀬響(作曲家)、藤原道山(尺八奏者)、中ザワヒデキ(人工知能美学芸術研究会)
《Meguri Ⅲ》(1997)
作曲:一ノ瀬響
尺八:藤原道山、青木滉一郎、石橋紅寿、大賀悠司、奥田愛山、笠原道樹、風間禅寿、佐藤公基、柴香山、田嶋謙一、長谷川将山、樋口景山、村澤寶山、吉越瑛
参加費 |
受付で「3館共通展覧会鑑賞パスポート」を提示し、以下の参加費をお支払い下さい。
▶一般:2000円 ▶中川村在住者および勤務者・小中高生:1500円 ▶未就学児:無料
- お支払いは現金にてお願いします。
- 「3館共通展覧会鑑賞パスポート」はArtStickerまたは受付でも購入可能です。
- 定員50名です。 yoyaku@aibigeiken.com 宛に事前予約推奨とします。
- 感染症状況によっては定員数減等の措置をとる場合がございます。
●終了後、いろりなかがわ亭にて懇親会(マタギ料理) | 18:00-21:30 | 5000円(翌日朝食付) | 感染対策のため上記メールアドレス宛要事前予約
■■人工知能音楽の先駆 コンロン・ナンカロウ《自動ピアノのための習作》
※本州初!50ロール近いほぼ全曲を8日間にわたり連続自動演奏
12月6日(月)、7日(火)、9日(木)、10日(金)、13日(月)、14日(火)、16日(木)、17日(金)
10:30、11:30、13:30、14:30、15:30、16:30
※昼休みを除き1時間毎に1ロールを演奏 @アンフォルメル中川村美術館本館エントランス
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シンポジウム
AI美芸研シンポジウム | AI Art & Aesthetics Research Meeting Symposium
■ 第36回 AI美芸研シンポジウム「美意識のハードプロブレム・2」
12月5日(日)14:30-17:30(開場 14:00) | 望岳荘研修室
講 演 | 渡辺正峰(東京大学大学院工学系研究科准教授、独MPI客員研究員)
講 演 | 髙橋恒一(理化学研究所、全脳アーキテクチャ・イニシアティブ、慶應義塾大学)
小講演 | 中ザワヒデキ・草刈ミカ(美術家、人工知能美学芸術研究会)
※本展趣旨を巡る人工意識と美意識について。特に、機械に意識を実装できるかについて。
※関連作品:髙柳恵里《自由な電飾》、豊嶋康子《スピログラフ》ほか、本展出品作全て。
■ 第37回 AI美芸研シンポジウム「NPO法人AI愛護団体設立総会」
12月8日(水)14:30-17:30(開場 14:00) | 望岳荘研修室
講 演 | 秋庭史典(名古屋大学大学院情報学研究科教授)
講 演 | 大屋雄裕(慶應義塾大学法学部教授)[オンライン]
小講演 | 中ザワヒデキ・草刈ミカ(美術家、人工知能美学芸術研究会)
※本シンポジウムは、人工知能美学芸術研究会が本展を機に設立を進めている「NPO法人AI愛護団体」の設立総会を兼ねています。一般の方はオブザーバーとしての参加となります。
※関連作品:人工知能美学芸術研究会《NPO法人AI愛護団体設立趣意書》《NPO法人AI愛護団体定款》(旧陶芸館)、《NPO法人AI愛護団体設立記念:安全(ヤギ)》(望岳荘入口脇芝生スペース)、岩崎秀雄+石橋友也+新倉健人《aPrayer 3.0 ~まだ見ぬ人工知能の慰霊》(旧陶芸館)、ヤニック・パジェ:AI考作曲(12/12、NVサウンドホールでのコンサート)
■ 第38回 AI美芸研シンポジウム「コンセプチュアルウイルス」」
12月11日(土)14:30-17:30(開場 14:00) | 望岳荘研修室
講 演 | 銅谷賢治(沖縄科学技術大学院大学神経計算ユニット教授)
講 演 | 水野貴明(ソフトウェア開発者、Nexus FrontierTech CTO、Synqa Group CTO)
小講演 | 中ザワヒデキ・草刈ミカ(美術家、人工知能美学芸術研究会)
※ウイルスは無生物と生物の間の存在とされる。そこから「人工半生命」として新概念「コンセプチュアルウイルス」を提唱し、無生物から生物への進化を考える。
※関連作品:人工知能美学芸術研究会+水野貴明《コンセプチュアルウイルス》(アンフォルメル中川村美術館アトリエ棟)、銅谷賢治+クリストファー・バックリー《進化するスマホロボットは何をめざすか》(旧陶芸館)、川島素晴:コンセプチュアルウイルス音楽(12/12、NVサウンドホールでのコンサート)
■ 第39回AI美芸研シンポジウム「群知能」
12月18日(土)14:30-17:30(開場 14:00) | 望岳荘研修室
講 演 | 栗原聡(慶應義塾大学理工学部教授、慶應義塾大学共生知能創発社会研究センター センター長)
講 演 | 森山徹(信州大学准教授)
特別講演 | 富永朝和(蜂研究家、ハチ博物館プロデュース)
小講演 | 中ザワヒデキ・草刈ミカ(美術家、人工知能美学芸術研究会)
※群れることで、各個体の能力を超えた能力が、群れ全体として創発される知能のことを群知能と呼ぶ。ハチの巣等に典型的に見られるこうした群知能は、「機械美学/機械芸術」への重要な示唆であろう。
※関連作品:富永朝和《ハチ博物館》(ハチ博物館)、《ハチの巣》(アンフォルメル中川村美術館アトリエ棟)、一ノ瀬響:群知能作曲、あるいは総譜のない音楽(12/19、NVサウンドホールでのコンサート)
講演 |
※講演者は追加される可能性があります。
※講演後、全体討論の時間を設けます。講演と討論は日本語です。
※撮影と実況があります。記録動画を後日公開します。
参加費 |
どなたでも御参加できます。
受付で「3館共通展覧会鑑賞パスポート」を提示し、以下の参加費をお支払い下さい。
▶一般:1500円 ▶中川村在住者および勤務者・小中高生:1000円 ▶未就学児:無料
- お支払いは現金にてお願いします。
- 「3館共通展覧会鑑賞パスポート」はArtStickerまたは受付でも購入可能です。
- 書籍『S/N』の参加優待券御持参の場合、500円お引きします。
- 定員50名です。 yoyaku@aibigeiken.com 宛に事前予約推奨とします。
- 感染症状況によっては定員数減等の措置をとる場合がございます。
●終了後、いろりなかがわ亭にて懇親会(マタギ料理) | 18:00-21:30 | 5000円(翌日朝食付) | 感染対策のため上記メールアドレス宛要事前予約
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試写会
■■ 映画試写会「アートなんかいらない!」
※アラカワ、縄文に続くドキュメンタリー映像作家山岡の新作世界初上映
12月15日(水)14:30-17:30(開場14:00)@中川文化センター視聴覚室
《アートなんかいらない!》(2021) *世界初上映(言語:日本語)
【監督】山岡信貴/【ナレーション構成サポート】椹木野衣/【出演(登場順)】相馬千秋(アートプロデューサー)、工藤安代(アート&パブリック協会理事)、倉本美津留(放送作家)、北川フラム(アートディレクター)、津田大介(ジャーナリスト)、平芳幸浩(京都工芸繊維大学教授)、天川彩(作家)、小林國雄(盆栽作家)、工藤シンク(サイハテ村発起人)、本間桃世(アラカワ+ギンズ東京事務所代表)、小室弘毅(関西大学 身体教育学)、大浦信行(映画監督)、岡本有佳(表現の不自由展実行委員)、藤野一夫(神戸大学教授)、木田真理子(ダンサー)、リー智子(「玉川上水46億年を歩く」主宰)、鎌田東二(宗教学者)、光島貴之(アーティスト)、広瀬浩二郎(国立民族学博物館准教授)、ケロッピー前田(ジャーナリスト)、大川ふみ(臨床心理士)、郡司ペギオ幸夫(早稲田大学教授)、人工知能美学芸術研究会(アーティスト)、佐治晴夫(宇宙物理学者)
「世界的パンデミックの中、美術館等の閉鎖等も相まってアートの在り方そのものが問われる局面が増え始め、それは結局のところ、そもそもアートとは私たち日本人にとって何であり、それは今後どうなってゆくべきか、あるいはアートにどのような可能性を見出すことができるのかという根本的な考察を突きつけられている状況であるとも言えます。これを紐解くためにアート関係者から科学者や宗教学者まで多角的な取材を行い、アートの意義を問い直すのがこのドキュメンタリー映画の試みです。アートは現代日本において本当に必要不可欠なものなのか?という命題を追うことで、逆説的に観客各々の中でアートの必要性が再構築されてゆく可能性を探ります。」(山岡)
参加費 |
受付で「3館共通展覧会鑑賞パスポート」を提示し、以下の参加費をお支払い下さい。
▶一般:1500円 ▶中川村在住者および勤務者・小中高生:1000円 ▶未就学児:無料
- お支払いは現金にてお願いします。
- 「3館共通展覧会鑑賞パスポート」はArtStickerまたは受付でも購入可能です。
- 定員50名です。 yoyaku@aibigeiken.com 宛に事前予約推奨とします。
- 感染症状況によっては定員数減等の措置をとる場合がございます。
●終了後、いろりなかがわ亭にて懇親会(マタギ料理) | 18:00-21:30 | 5000円(翌日朝食付) | 感染対策のため上記メールアドレス宛要事前予約
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カレンダー
■12/4 (Sat) 10:00 | アンフォルメル中川村美術館
新・方法《テープカット》パフォーマンス
●---------- 10:30-13:00
アンフォルメル中川村美術館、ハチ博物館、旧陶芸館
ギャラリーツアー
●---------- 14:30-17:00
アンフォルメル中川村美術館、ハチ博物館、旧陶芸館
オープニングレセプション
■12/5 (Sun) 14:30-17:30 | 望岳荘研修室
第36回:AI美芸研シンポジウム「美意識のハードプロブレム・2」
■12/6 (Mon) - 7 (Tue) 10:30, 11:30, 13:30, 14:30, 15:30, 16:30 | アンフォルメル中川村美術館
コンロン・ナンカロウ《自動ピアノのための習作》
■12/8 (Wed) 14:30-17:30 | 望岳荘研修室
第37回:美芸研シンポジウム「NPO法人AI愛護団体設立総会」
■12/9 (Thu) - 10 (Fri) 10:30, 11:30, 13:30, 14:30, 15:30, 16:30 | アンフォルメル中川村美術館
コンロン・ナンカロウ《自動ピアノのための習作》
■12/11 (Sat) 14:30-17:30 | 望岳荘研修室
第38回:AI美芸研シンポジウム「コンセプチュアルウイルス」
■12/12 (Sun) 14:30-16:00 | NVサウンドホール
AI美芸研コンサート「AI考作曲/コンセプチュアルウイルス音楽」
■12/13 (Mon) - 14 (Tue) 10:30, 11:30, 13:30, 14:30, 15:30, 16:30 | アンフォルメル中川村美術館
コンロン・ナンカロウ《自動ピアノのための習作》
■12/15 (Wed) 14:30-17:30 | 中川文化センター視聴覚室
映画試写会「アートなんかいらない!」
■12/16 (Thu) - 17 (Fri) 10:30, 11:30, 13:30, 14:30, 15:30, 16:30 | アンフォルメル中川村美術館
コンロン・ナンカロウ《自動ピアノのための習作》
■12/18 (Sat) 14:30-17:30 | 望岳荘研修室
第39回:AI美芸研シンポジウム「群知能」
■12/19 (Sun) 14:30-16:00 | NVサウンドホール
AI美芸研コンサート「群知能作曲、あるいは総譜のない音楽」
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交通案内
●アンフォルメル中川村美術館 |399-3801 長野県上伊那郡中川村大草2124 | 2124
Tel 0265-88-2680
Email: museuminf@cek.ne.jp
www.informelmuseum.com
●ハチ博物館(望岳荘内)
●旧陶芸館(望岳荘敷地内)
○望岳荘 | Bougakuso 399-3801 長野県上伊那郡中川村大草4489 Tel 0265-88-2033 Email: info@bougakusou.com www.informelmuseum.com ○NVサウンドホール | NV Sound Hall 399-3801 長野県上伊那郡中川村大草3773-5 | 3773-5 Tel 0265-88-1005(中川文化センター) ○中川文化センター視聴覚室 399-3802 長野県上伊那郡中川村片桐4757 Tel:0265-88-1005(中川文化センター) www.vill.nakagawa.nagano.jp/soshiki/kyouiku/1163.html |
■望岳荘近隣のオススメ:銀河ドーム(星空観察) 中川村大草4474-4 | 4474-4 Tel:0265-88-1005 www.vill.nakagawa.nagano.jp/site/koryu/1150.html ■望岳荘近隣のオススメ:中川はちみつ工房(試食可能) 中川村大草4074 Tel:0265-98-6863 hachimitsukobo.com 9-16時 | 9:00-16:00 ■望岳荘近隣のオススメ:米澤酒造 今錦(試飲可能) 中川村大草4182-1 Tel 0265-88-3012 www.imanisiki.co.jp 9-17時 月休 | 9:00-17:00 |
中川村までのアクセス
01 | 高速バスでお越しの場合 www.highwaybus.com ○東京方面より:新宿〜伊那・飯田線 バスタ新宿 ↓(3h30min) 飯島 ■望岳荘宿泊者送迎有 ■ マルモタクシー |. Tel 0265-36-3333 |
○名古屋方面より:名古屋〜伊那・箕輪線 名鉄バスセンター ↓(2h15min) 松川 - 望岳荘宿泊者送迎有 - セブンタクシー | Tel 0265-86-3145(要予約) |
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02 | 乗用車でお越しの場合 ○東京方面より:中央自動車道 東京 | Tokyo ↓(2h50min) 駒ヶ根IC | Komagane IC - 中川村まで25分 |
○名古屋方面より:中央自動車道 名古屋 ↓(1h40min) 松川IC - 中川村まで20分 |
03 | 電車でお越しの場合 ○東京方面より:特急あずさ+飯田線 新宿 ↓(特急あずさ 2h30min) 岡谷 | Okaya ↓(飯田線 | 1h30min) 飯島 ■望岳荘宿泊者送迎有 ■ セブンタクシー | 0265-86-3145(要予約) |
○名古屋方面より:新幹線+飯田線 名古屋 ↓(新幹線 1h) 豊橋 ↓(飯田線 | 3h30min) 天竜峡 ↓(飯田線 | 55min) 伊那大島 ■望岳荘宿泊者送迎有、タクシー乗場有 |
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基本情報
人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム
Artificial Intelligence Art and Aesthetics Exhibition: Hard Problem of Aesthetic Consciousness
会 期 | 2021年12月4日(土)−19日(日)(会期中無休)10:00−17:00
会 場 | アンフォルメル中川村美術館+ハチ博物館+旧陶芸館(長野県上伊那郡中川村)
入場料 | 3館共通展覧会鑑賞パスポート(何度でも再入場可)(ArtStickerならびに各会場受付にて販売)
▶ 一般:1800円
▶ 中川村在住者および勤務者・小中高生:1300円
▶ 未就学児:無料
artsticker.app/share/events/927
主 催 | 人工知能美学芸術研究会、アンフォルメル中川村美術館、ハチ博物館
後 援 | 中川村教育委員会、公益財団法人八十二文化財団
協 賛 | 米澤酒造株式会社
協 力 | 中川はちみつ工房、望岳荘、いろりなかがわ亭、長野県西駒郷、合同会社寺平自動車、BSフジ科学番組ガリレオX、
株式会社メガネフウフ、森田ピアノ工房、有限会社リタピクチャル、株式会社ウェブエイト、TAV GALLERY、3331 Arts Chiyoda、スタートバーン株式会社、在日メキシコ大使館
助 成 | 文化庁「ARTs for the future!」補助対象事業
■お問い合わせ - 人工知能美学芸術研究会(AI美芸研) Email:info@aibigeiken.com(代) Email:yoyaku@aibigeiken.com(予約) - アンフォルメル中川村美術館 Tel 0265-88-2680 Email:museuminf@cek.ne.jp - 望岳荘 Tel 0265-88-2033 Email:info@bougakusou.com |
人工知能美学芸術展 | 美意識のハードプロブレム PDFパンフレット(日本語/英語:全12ページ) |
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